昨日、消費増税法案が衆院本会議にて可決されました。
私は、一国民として、また、企業人として、消費税増税はとても辛いことではありますが、
だからといって、マニフェストに反した民主党がどうとか、合意した野党がどうとか、
野田総理がどうとか、言う思いは全くありません。
むしろ、
この国難を何とか乗り切ろうと、民主党を分裂させてまで、さらにはポピュリズムに
背を向けてまで、消費増税に踏み切った野田総理の崇高な政治理念に敬意を
表したいのです。
消費税増税しないほうが、民主党として次の選挙のプラスになることは分かっている。
野田内閣の支持率にとっても、そんなことしないほうがいいに決まっている。
ふつうに考えたら、どこの誰がこんな割に合わないことをやるでしょうか。
しかし、国民に嫌われようが、野党にボロクソに言われようが、自らの理念に基づき、
日本の未来の為、かじ取りを大局的に判断する。これが本来の政治家の姿と思います。
むしろ問題なのは、
この重要な会議に欠席、棄権した議員。
どんな理由であれ、議員としての重要な職務を放棄したのですから、即刻辞職すべきです。
そして、二言目には国民の負担、負担と国民目線で報道すればいいと思っているマスコミ。
特にテレビ。全てがそうだとは言いませんが、安易に「我々は国民の味方です」という
スタンスを見せすぎ。問題提起するなら、敢えて逆張りの報道もするべきです。
日本は世界的に見ても、社会的弱者と言われる方々の保護が手厚く、企業や高所得者への
課税が高い国です。これは、共存共栄、助け合いの精神を美徳とする日本の素晴らしい
ところだと思います。
しかし、それが行き過ぎると、頑張っても頑張らなくても同じ、という共産国的エセ平等な
風潮が生まれ、ひいては、「自分は国の為に負担はしない。でも国は自分を何としてくれる。」
という著しく公の思想が欠如した人が増えてくると思います。
今、社会問題となっているほとんどは、このことが根幹的な原因のように思えてなりません。
みなさん、自分中心な人が多いのでしょうか。
返信削除僕も、自分中心な所が多々あります・・
しかし、消費税増税は仕方ないにしても、
国の経費節減も進めてほしいですね。