昨日、社団法人兵庫県建設業協会が主催の講演会に行ってきました。
私が建設業だからということもあるのですが、いろいろとお誘いもいただいたので
あまり期待することなく(すいません・・・)参加しました。
何故期待していなかったのか?
どこの業界の講演会もそうでしょうが、だいたい偏ったポジショントークが多くて
メリット・デメリットを総括してないので、「そうだ、そうだ。」で終わってしまうのです。
であれば、いっそ嘆願の為の決起集会の方が建設的な気がします。
今回の講演会はどうなんだろうと聞いていましたら、講師の一人である経済評論家の
三橋先生のお話しがとても明瞭で興味深く、勉強になりました。
いろいろと説明はいただきましたが、概要は以下の通りだと思います。
需給のギャップがデフレの原因であるので、需要を増やさねば供給能力は満たされないし、
名目GDPも増えない。超円高で外需に頼ることは厳しいので、内需を増やしていかなければ
ならない。その為には、政府は生活保障の充実だけでなく、生産を伴う投資つまり公共事業を
どんどん行っていくべき。(ここでいう公共事業はインフラ整備だけではないと思いますが。)
非常に明瞭であります。
じゃあ、その財源の借金はどうするんだ? とか、
ハイパーインフレになるんじゃないか? とか、いろいろ意見が出てまいります。
それは他国の例を挙げてご説明いただきましたが、ここでは敢えて割愛します。
公共事業といっても、無駄な計画はいけません。お役人の天下りの温床になっても
いけません。そうなってしまったから、国民は公共事業に過度なアレルギー反応を
示すのだと思います。
公共事業を投資というならば、未来に向けた日本創造の為の事業でなくてはならない。
その取り組みをどのようにすればよいか。その辺を、もっとお聞かせ願いたかったなあ、
と思います。
とにかく、
今のままでは若者が日本に夢や希望を抱くことができないという現実があります。
それは安定や補償ではなく「成長」ということが一番大切な要素ではないのか・・・?
などと考えさせられた一日でした。
どうしても公共事業というと無駄というイメージが出来ていますよね。
返信削除でも、未来のためになるものにはしっかり投資して頂きたいですよね。